TECHNOLOGY

テクノロジー

私たちは、未利用バイオマスデータベースと微生物ライブラリを活用し、食品残さなどの未利用資源を微生物の力で機能性バイオ原料へと転換する技術を提供しています。発酵や微生物のスペシャリストで構成される研究開発チームが、最適な未利用資源と微生物の選定から発酵プロセス設計、成分評価、初期製造までを一貫して手がけます。自然由来でサステナブルな原料を創出し、食品や化粧品分野での幅広い応用を実現しています。

開発デザイン
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開発デザイン
食品業界の課題や市場ニーズに精通し、未利用資源の可能性を最大限に引き出す深い知見と独自の微生物発酵技術を活用。香り、呈味、ヘルスケア分野に対応するターゲット成分を選定し、発酵プロセスを最適化することで、持続可能で高付加価値な機能性バイオ原料を創出する独創的なソリューションを設計します。
未利用バイオマスデータベース
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未利用バイオマスデータベース
多種多様な未利用資源からターゲット成分を高生産するためには、その組成や発生状況を正確に把握し、最適な資源を選定することが重要です。当社は、未利用資源に関する知見を長年にわたり蓄積し、前処理や糖化・発酵プロセスでの反応特性や発酵後の成分プロファイルをデータベース化。これにより、効果的な資源選定を可能にしています。
微生物ライブラリー・パスウェイ設計
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微生物ライブラリー・パスウェイ設計
非遺伝子組み換え微生物を活用し、代謝経路解析を基に、ターゲット成分の生産に最適な微生物とプロセスを設計します。酵母、乳酸菌、麹菌などを安全性に配慮して選定し、それぞれの特性を活かして同時または段階的に発酵を最適化。これにより、ターゲット成分を高濃度で含み、不純物を排除した機能性バイオ素材の効率的な生産が可能です。
研究開発と生産を支える独自基盤
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研究開発と生産を支える独自基盤
目的とする機能性バイオ原料を実現するため、プロセス開発に必要な培養装置を自社で保有しています。これにより、迅速な研究開発と製造スケールでの実証が可能です。さらに、成分分析や機能性評価を適宜実施し、効率的なPDCAサイクルを実現する開発基盤を構築しています。
機能性バイオ原料
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機能性バイオ原料
香りやコクの風味増強・改善に加え、ヘルスケア(健康、美容)などの機能性を組み合わせた、発酵ならではの原料開発を実現します。発酵由来の多成分を活かし、特定のターゲット成分を多く含むブレンドにより、味や香りに厚みや深みを、機能性成分には相乗効果をもたらし、単一成分では得られない新たな価値を創出します。

開発事例(一部)

肉、ピーチ、乳などのフレーバー成分(ラクトン)について、最適な未利用資源と微生物の組み合わせを活用し、アップサイクルグリーンフード原料への変換を実現しています。
未利用バイオマス
未利用バイオマス
米ぬか・おから・コーヒー粕など
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多段階発酵
多段階発酵
酵母・乳酸菌など
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アップサイクルグリーンフード原料
アップサイクル
グリーンフード原料
ラクトン成分を多く含む新原料
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最終製品
最終製品
バター、チーズ、ヨーグルトなど
私たちの発酵アップサイクル技術を活用した
ソリューションとしての事業共創については、
こちらをご覧ください。