TECHNOLOGY

テクノロジー

昨今、食品ロス/残渣・余剰農産物・耕作放棄地などをはじめとした未利用バイオマスの有効活用は、グローバルな課題になっています。
しかし、未利用バイオマスとアップサイクル素材(化粧品)それぞれに多種多様なターゲットがあり、これらを結びつける手段は豊富ではありません。
 
わたしたちは、独自の発酵アップサイクル技術を用いて、フードロス、規格外農産物、耕作放棄地などの未利用バイオマスを、高付加価値な素材へ変換します。

ターゲット課題

食品/飲料など
  • フードロス削減が経営課題になっているが、事業の出口が無い
  • 残渣を効率的に活用する手段・ノウハウがなく、自社開発する時間がない
化粧品などスペシャリティ領域
(石油化学品の代替含む)
  • オリジナル訴求原料を配合することで競争力を得たい
  • ストーリー性だけでなく機能性でも主役になれる原料が無い
  • 未利用バイオマスへのアクセスが無い

ソリューション

ソリューション図
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わたしたちは、多様な未利用バイオマスに作用でき、そして多様な物質を生産できる、発酵アップサイクル技術をプラットフォームとしたソリューションを提供しております。
開発パートナー企業様からのご要望に応じて、アップサイクル素材の開発サービスをワンストップで実施します。
 
最終的な製造主体などの事業化スキームは、パートナー企業様との協議により決定しています。

バイオものづくりの特徴

多様で複雑な組成をもつ未利用バイオマスを原料とする発酵では、最適な分解酵素や微生物の選択といったプロセス設計が重要です。
わたしたちのバイオものづくりの特徴は、
  1. 特定成分を狙って多く生産させるクルード品を作ること
  2. 発酵残渣などの固体成分も捨てることなくエキスや飼料としてカスケード活用できること
です。
 
わたしたち独自の未利用資源データベース、酵素・微生物ライブラリーから酵素・微生物を選択・組み合わせることで、これを実現することができます。
原則は、天然由来の酵素や微生物を用いるため、微生物菌体を含んだ発酵残渣も、安心して化粧品原料や飼料として活用いただくことが可能です。
ストーリー性と機能性の両立
パスウェイ設計
当社独自の未利用資源データベース、酵素・微生物ライブラリーから、パズルのように酵素・微生物を選択し組み合わせます。
クルード
独自のプロセス設計により、所望の特定成分を狙って多く生産させるクルードを作ります。
※複数の物質からなる混合物のこと。
カスケード活用
天然由来の酵素や微生物を用いるため、微生物菌体を含んだ発酵残渣も廃棄せず、化粧品原料や飼料として活用できます。
酵素・微生物ライブラリーによるプロセス設計
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素材として選ばれた未利用バイオマスと、化粧品原料としてのターゲット機能や訴求成分に応じて、最適な微生物を当社ライブラリーから選択し、未利用バイオマスからターゲット成分へと導くプロセスを設計します。これによって、発酵由来のペプチドやアミノ酸など様々な多成分がありながら、特定の訴求成分を多く含んだ機能性のエキスなどが実現できます。
 
仮に未利用バイオマスをお持ちでなくとも、わたしたちが蓄積してきたデータベースから、ご提案することも可能です。
 
従来ものづくりの常識であった生産性や純度だけを追い求めるのではなく、資源循環のストーリー性と未利用バイオマスや微生物の種類・特性を生かした機能性を与え、再生・循環型社会の構築に本気で取り組んでおります。

未利用バイオマスデータシート

規格外農産物や製造残渣・副産物等の未利用バイオマスの発酵アップサイクルを検討するにあたり、各未利用バイオマスの組成を把握し、発酵プロセスの粗原料とするために適切な糖化分解を行うことが求められます。
当社では、野菜、果物、加工品といった、発酵アップサイクル技術の適用対象となりやすい100種類の未利用バイオマスについて、相対的な適用可能性や難易度に関するデータを公開します。
当社オリジナル酵素を用いて、アップサイクルの初期段階として重要な工程である、酵素による糖化分解の実験結果を掲載しております。
未利用バイオマスデータシート2023
未利用バイオマスデータシート2023
未利用バイオマスデータシート2023
2023年度版として、「未利用バイオマスデータシート2023 (上巻・下巻)」として販売いたします。
詳しくは、下記プレスリリースよりご確認いただき、本シートに関するご質問または購入ご希望の場合は、ページ下部の[CONTACT FORM]よりお問い合わせください。
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