COMPANY

パーパス

PURPOSE

ファーメンステーションの原点

ファーメンステーションは、
「世の中にあふれるゴミがもっと活用できたら面白いのに」
さらに
「事業性と社会性を両立させたビジネスを創りたい」
というふたつの想いから生まれました。
 
ここに至るまでには、数多くの出会いがありました。
最初のきっかけは、当時働いていた金融機関から出向した先で出会った、社会課題に真正面から向き合っている日米のNPO、市民セクターの方々との出会いでした。環境、福祉、教育、貧困、さまざまな社会課題に向き合う魅力的な人々と出会い、こういう生き方をしたいと思うようになりました。同時に、金融機関で働く中で、ビジネスが世の中を動かす力、可能性も強く感じました。
非営利セクターとビジネス、どちらも経験する中で、事業性と社会性を両立させたビジネスにチャレンジしたい、という想いが湧いてきました。
 
もうひとつのきっかけは、環境への関心でした。
金融機関の立場で海外のインフラ事業などに関わる中で、環境に配慮したエネルギー事業に興味を持ち、たまたま出張先でとったルームサービスで食べきれない食事を前にして強烈な違和感を持つなど、世の中にある資源をもっと有効に活用できないのか、より環境に配慮した生活を送ることはできないのだろうか、と考えていました。
 
そのような時に出会ったのが、発酵技術でした。
発酵技術を活用すると、「ゴミがゴミではなくなるのではないか」「無駄なものがない社会を作れるのではないか」「この技術を学び、活用することで、事業性と社会性を両立させられる事業を作ることができるのではないか」と考え、当時勤務していた金融機関を退職し、東京農業大学に入学、発酵技術を学びました。
大学在学中に、岩手県奥州市の米農家さんや自治体との出会いがあり、共同実証の形で休耕田、遊休水田の活用に取り組むことになったのがファーメンステーション創業のきっかけです。
 
そこから事業が発展し、今に至ります。さらにこれから、想いを共にする仲間、みなさまと一緒に、私たちの目指す世界を実現させていきます。
株式会社ファーメンステーション 代表取締役 酒井 里奈
株式会社ファーメンステーション
代表取締役 酒井 里奈

ファーメンステーションは、
発酵の駅。

ファーメンステーション(FERMENSTATION)は英語の発酵(fermentation)と駅(station)を掛け合わせた造語です。発酵技術を活用することで、様々な資源が姿を変える駅のような存在になりたい、という想いを込めています。
また、ファーメンステーションを通過すると、必ずいいことがある、前より良くなる、そのような存在になることを目指して名付けました。
酒井が創業時に書いた「発酵の駅」のイメージ
酒井が創業時に書いた「発酵の駅」のイメージ
駅は、さまざまな人やものが行き交う場所。
ファーメンステーションという「駅」では、資源が生まれ変わるだけではなく、さまざまな人々が出会い、お互いを知ることで、新しいものや価値が生まれていきます。
FERMENSTATION
まず大地にしっかりと立ち、皆が常に同じスタートラインに並び、一つ一つ、または、ひとりひとり、地域と地域をつないでゆくSTATIONでありたいという想いを込めて文字をつないでゆきました。
そして最後に「I=私」に一つ灯りを灯しました。わたし、というひとりひとりを照らす光となりますように。同時にこれは、FERMENSTATIONが、はじめて米エタノールの製造に成功した際に灯したアルコールランプの最初の灯りでもあります。さらに今後事業を通して皆様の大切な暮らしの中へさまざまな取り組みを通して小さな灯りをお届けしてゆきたいというわたしたちの理念の形でもあります。

Fermenting
a Renewable Society

この言葉をパーパスとして、
私たちは、未利用資源に新たな価値を見出し、
これらが生まれ変わり、
再生・循環する社会を構築します。
 
自然環境や社会、関係する全ての人々、ステークホルダーが、
ファーメンステーションという「駅」を通過することで、
前より良くなり続ける、
そんな世の中を作っていきます。
Fermenting a Renewable Society
発酵は、「微生物の作用で有機物を人間にとって有益なものに変えること」です。これを広く捉え、「世の中にある様々なものを価値あるものに変えること」と考えました。
発酵技術は私たちの基礎であり、もっとも得意とする技術ですが、製品だけでなく、ファーメンステーションの事業そのものが、微生物の働きのように、私たちが関わることで、必ず良い形に変わることを目指します。さらに Fermentではなくて、Fermentingとすることで、やり続ける、動き続けたいという想いを込めました。
私たちは、世の中の資源を、そして資源だけではなく人々の考え方も、「発酵」させることで、アップサイクルし、さらに良いものに変身させていきます。
Fermenting a Renewable Society
私たちは、事業や社会がSustainable(持続可能)であることに留まらず、毎回生まれ変わり、より良くなることが大切と考え、Renewableな事業や社会を創ることを目指します。
「Renew」していく過程には、様々なチャレンジがありますが、そのチャレンジを乗り越えて新たな価値を生み出すことが、私たちの事業の醍醐味、楽しさでもあります。
Fermenting a Renewable Society
私たちの事業は、原料を育てる農家の方々、事業会社の方々、国内外のさまざまなコミュニティーの方々など、幅広く社会との接点があるのが特徴であり、面白さの一つです。
社会、コミュニティーとの関わりは、私たちの根幹であり、常に、地域、社会、コミュニティーの視点を持ち続けるという意思を込めています。