プレスリリース
2023.03.08

ファーメンステーションが岩手県奥州市と連携協定締結:多様な地域ステークホルダーが参画する地域循環型社会の形成を協働で推進

独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーションは、岩手県奥州市(市長:倉成 淳、以下奥州市)と地域循環型社会の形成を協働で推進することを目的とした連携協定を2023年3月7日に締結いたしました。

奥州市とファーメンステーションは、ファーメンステーションが展開する地域循環型事業を、官民連携を通じて加速するとともに、地域の市民、学生、企業等を対象とした学びの機会の提供や活動の発信を通じて、多様な地域ステークホルダーが参画する地域循環型社会の形成を目指します。

■連携協定の背景
 ファーメンステーションは、2009年の創業より岩手県奥州市に研究開発拠点兼自社工場(奥州ラボ)を構え、地域に根差した事業の推進を行ってまいりました。当社の事業は、奥州市(旧胆沢町)と協働で取り組んだ、休耕田を再生し栽培されたお米からバイオエタノールを開発する実証実験をきっかけにスタートしており、地域の重要な資産である農業や景観の再生、新しい産業の創出など地域課題解決に長年取り組んでまいりました。エタノールの製造過程で生成される発酵粕は、地域の鶏や牛の飼料として利用し、さらに鶏糞は水田や畑の肥料にするなど、廃棄物ゼロの循環型モデルを構築し、地域の多様なステークホルダーと連携しながら、地域循環型社会の形成にも取り組んでまいりました。

 奥州市は、まちづくりのビジョンとして「ひとづくりはまちづくりにつながる未来への投資」を掲げ、地域の未来を担う高校生などの担い手が地域の魅力を発見し、SDGsの目標達成や地域課題の解決に向けて主体的に実践するための環境を整備することにより、社会課題解決型の人材の育成に取り組むことを予定しています。
 今回の連携を通じて、ファーメンステーションが展開する地域循環型事業をさらに加速するとともに、地域の市民、学生、企業等を対象とした学びの機会の提供や活動の発信を通じて、多様な地域ステークホルダーが参画する地域循環型社会の形成を目指し、奥州市のまちづくりのビジョン実現につなげます。


■連携協定の概要
 奥州市とファーメンステーションは本協定に基づき、「地域循環型社会の推進」、「地域課題解決型の人材の育成」等において、緊密な相互連携と協働による活動の推進を図ります。

(1) 地域循環型社会の推進に関すること
1.地域循環社会モデルの拡大に向けた官民連携の加速
2.地域循環型社会を学ぶセミナーやツアーの実施
3.市内における地域循環事業展開に対する支援 など

(2) 地域課題解決型の人材の育成に関すること
市内高等学校の探求学習との連携、高校生や若者を対象としたシンポジウムの開催、語り合いの場の創出 など

(3) その他、双方が合意した取組に関すること
市内各種イベント等におけるファーメンステーションの活動紹介 など

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000051332.html