株式会社ファーメンステーションは、このたび当社独自の「未利用バイオマスデータシート2023」を2023年10月16日より販売開始(10月11日より受付開始)することになりましたのでお知らせします(図1)。
本データシートの提供により、発酵アップサイクルの活用が限定的となっている、規格外農産物や製造残渣・副産物等の数多くの未利用バイオマスについて、その利活用を推進してまいります。食品・飲料メーカーにおいて製造副産物や規格外品の有効活用に携わられている方、または、化粧品メーカーにおいてアップサイクル原料の素材を探索されている方を主な対象として、展開してまいります。
未利用バイオマスの利活用はグローバルな課題となっています。現状、その多くは焼却処分あるいは飼料・肥料化されており、有効に活用されているとは言い難いものでした。
生産物質や製造プロセスの性質や経済性から、トウモロコシや糖蜜など、均質かつ豊富に糖が含有され発酵に適した一部素材が主に活用されてきましたが、その他数多くの未利用バイオマスについては、活用事例が乏しい現状があります。その理由は、未利用バイオマスの化学的な成分構成(デンプン質やセルロール/ヘミセルロースなど)が複雑であること、そのような雑多なバイオマス原料を適切に酵素分解し、更にその分解物を原料とした発酵プロセスを設計する技術的知見の蓄積がまだ充分でないことと考えています。
そこで当社は、野菜、果物、加工品といった、しばしば発酵アップサイクル技術の適用対象となりやすい100種類の未利用バイオマスについて、相対的な適用可能性や難易度に関するデータを公開することとしました。当社オリジナル酵素レシピを用いて、アップサイクルの初期段階として重要な工程である、酵素による糖化分解の実験結果を掲載しております。
データシートの提供により、今後も未利用バイオマスの再生・循環を推進してまいります。
■未利用バイオマスデータシート2023
本シートに関するご質問または購入ご希望の場合は、以下の連絡先へお問い合わせください。
E-mail:bd@fermenstation.jp
題 名:未利用バイオマスデータシート2023(上巻・下巻)
内 容:各未利用バイオマスに関する以下情報(上下巻それぞれ50種掲載)
1)主な発生理由
2)主な特徴成分
3)糖化後brix、各種糖(Glucose, fructose, xylose, mannose)濃度および糖化効率判定結果
4)糖化後サンプルのHPLC分析クロマトグラム
金 額:上下巻それぞれ19.8万円(税込)
発売日:2023年10月16日(10月11日より受付開始)
納 期:発注から約3営業日
形 式:PDFファイル
備 考:Single-userを対象としており、1事業所・1事業部門内でのみ使用可
このニュースに関するお問い合わせは、下記までお願いいたします。
株式会社ファーメンステーション 菅野(かんの)
E-mail:bd@fermenstation.jp
プレスリリース全文、および資料はこちらをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000051332.html