国産アップサイクル・サステナブル原料
ヒエヌカオイルFS
化粧品表示名称:ヒエヌカオイル
未利用資源のヒエの糠(ヌカ)を利用した高機能な化粧品原料。原料圧搾後に残った粕も家畜の餌に活用しその糞は畑や田んぼの肥料にするなど、ごみを出さないサステナブルな循環を地域コミュニティーと一緒に作っています。
岩手県花巻市で栽培されたヒエのヌカから圧搾法にて抽出したオイル。
- 栄養素が集中していると言われているヒエの糠(ヌカ…果皮、種皮、胚芽などの部分)から溶剤などを使わず、圧搾法にて抽出。
- 生産量が少なく、化粧品原料として非常に希少なオイルです。
含有成分
- ルテイン、ゼアキサンチン、N-p-クロマイルセロトニンなど抗酸化成分含有
- リノール酸を主体に500ppm以上のビタミンE含有
ファーメンステーションの循環図
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健康志向の高まりから再注目されている雑穀
ヒエ
イネ科ヒエ属の植物
英名:Japanese barnyard millet 学名:Echinochloa esculenta
イネ科ヒエ属の植物
英名:Japanese barnyard millet
学名:Echinochloa esculenta
日本では縄文時代の前期から冷涼な北海道と東北地方で栽培され、重要な主食穀物であったヒエ。米の増産により廃れ、生産量は1900年代の71,900haから2000年代には123haにまで大幅に落ち込んでいます。希少な穀物となった雑穀ですが、現在でも岩手県の雑穀の生産は盛んであり、その生産量は全国の約6割を占めており、なかでも花巻は有数の産地で、ヒエやアワ、キビ、古代米など様々な種類の雑穀の生産に取り組んでいます。
非常に高い栄養価
雑穀中心から白米の生活になったことでビタミン不足になり脚気が大流行したことなどからその栄養価の高さは知られていましたが、近年の健康志向の高まりから、ビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養価が豊富に含まれる雑穀が需要は年々増加傾向にあります。食物繊維は白米の8倍以上、骨や歯を作るときに欠かせないマグネシウムは約4倍、亜鉛は約2倍含まれています。
品目 |
ヒエ |
カラ付 |
ムキエ |
カルシウム(mg) |
33 |
12 |
リン(mg) |
330 |
270 |
鉄(mg) |
3.5 |
1.7 |
ナトリウム(mg) |
2 |
2 |
カリュウム(mg) |
380 |
320 |
ビタミンA(IU) |
0 |
0 |
ビタミンB1(mg) |
0.40 |
0.05 |
ビタミンB2(mg) |
0.10 |
0.03 |
ナイアシン(mg) |
6.0 |
3.0 |
ビタミンC(mg) |
0 |
0 |
糠の含有機能に着目
糠(ヌカ)は、米においてはその栄養素の95%は米糠中に存在すると言われており、江戸時代から美容に利用されてきました。ファーメンステーションではヒエにおいてもヌカ栄養価の高さに着目し、圧搾抽出したオイルを岩手生物工学研究センター協力のもと化粧品原料としても非常に機能性が高いことを見出しました。ファーメンステーションが世界で初めてINCIを取得したオイルです。