プレスリリース
2023.04.13

ニチレイフーズと未利用資源 再生・循環パートナーシップによる商品開発第二弾『”今川焼”から作った除菌ウエットティッシュ』

独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会を構築する研究開発型スタートアップの株式会社ファーメンステーションと株式会社ニチレイフーズは、持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みとして、ニチレイフーズの冷凍食品「今川焼(あずきあん)」の製造過程で生じる規格外品を原料に、発酵アルコール(エタノール)を精製、そのアップサイクルされたエタノールを配合した『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』を開発いたしました。
 
 本商品は、2023年4月15日(土)より、ニチレイフーズがオフィシャルスポンサーをつとめる
「キッザニア福岡」内の「食品開発センター」にて、アクティビティに参加したお子様へ配布される予定です。
 
 ファーメンステーションとニチレイフーズは、パートナーシップの取り組み第一弾として、
冷凍焼おにぎりの製造過程で生じる規格外ごはんをアップサイクルした『「焼おにぎり」除菌ウエットティッシュ』を開発、2022年に販売を開始しており、本商品はパートナーシップを通じた第二弾の取組みとなります。
 
 ■共創の取り組みの背景と商品概要
 ニチレイフーズは、社会課題の一つであるフードロス削減に対して様々な取り組みを行ってきました。 工場の生産過程でどうしても出てしまう食品残渣は、すべてを肥料や飼料にリサイクルし、こども食堂やフードバンクへの寄付を通じたフードロス削減も行っています。
しかし、食を支える企業として、食品残渣に「社会的価値」を付加しアップサイクルすることで、これまで以上に豊かな社会を実現したいという想いがありました。

ファーメンステーションは、独自の発酵・蒸留技術でフードロス/ウェイストおよびその他未利用バイオマス由来のエタノールやサステナブルな化粧品原料などを開発・製造しています。その中で、食品・飲料工場の製造過程等で出る副産物・食品残さなどの様々な未利用資源を再生することで、新たな高付加価値の商品を生み出す事業開発に取り組んでおり、2022年よりニチレイフーズと持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した未利用資源の再生・循環パートナーシップの取り組みがはじまりました。

「今川焼(あずきあん)」の生産に際しては、かたちが崩れたり焼きムラが生じた規格外の今川焼がどうしても発生してしまいます。これらの規格外の「今川焼」を、ファーメンステーション独自の発酵技術を用いることで、皮とあずきあんを分別・前処理することなく一体でエタノール化することが可能となり、今回のアップサイクルが実現しました。
 発酵・蒸留時に発生する副産物である発酵粕もゴミとせず、ニワトリの飼料やニチレイフーズが北海道森町の町有林を借り受け、植林・育林活動を行っている森林、「ニチレイ育みの森」に肥料として活用することで余すことなく活用します。

【商品概要】
「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ

〈商品特徴〉
・「今川焼(あずきあん)」の規格外品を、発酵、蒸留させて作ったエタノール、
チャ葉エキス、グレープフルーツ種子エキスを配合。99%天然由<来(残り1%は除菌成分)
・フィルム・フラップに再生PETラベル、
不織布に植物由来の生分解性セルロース素材を採用し、環境に配慮
・無香料で、手指消毒だけでなく様々なシーンでご利用可能
・除菌性能テスト済(一般社団法人日本衛生材料工業連合会の制定した、除菌を標榜するウエットワイパー類の基準によるテストを実施

〈展開予定〉
・ニチレイフーズがオフィシャルスポンサーをつとめる「キッザニア福岡」内の
「食品開発センター」にて、 アクティビティに参加したお子様へ配布される予定
・今後その他での配布等を検討

ファーメンステーションの循環パートナーシップの取組みについて
https://fermenstation.co.jp/collabo/

PR Times全文
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000051332.html