独自の発酵技術で未利用資源を再生・循環させる社会の構築を目指すバイオものづくりスタートアップの株式会社ファーメンステーションは、未利用バイオマスを由来とした発酵アップサイクル素材で食品・飲料市場に本格参入いたします。
これまで、独自の発酵アップサイクル技術プラットフォームをベースに、様々な素材を独自開発・共同開発し、主に化粧品市場向けに素材の展開を行ってまいりましたが、昨今の食品・飲料市場における脱炭素・脱石油ニーズ、クリーンラベルニーズ、プラントベースドフード等の新領域での技術課題解決ニーズ等に対応する独自のソリューションを提供することで、未利用バイオマスを由来としたバイオものづくりの領域を拡張します。
食品・飲料市場本格参入の第一弾として、宝酒造株式会社が新たに発売するRTD(※)の新商品“タカラ「発酵蒸留サワー」”に、従来は搾汁後に廃棄されていた柑橘の果皮を独自の発酵アップサイクル技術で飲料用途に素材化したアルコールが採用されました。
本商品は、2024年9月10日(火)より全国で販売開始となります。
※Ready to Drinkの略、缶入りチューハイなどそのまま飲むことができるアルコール飲料のこと
ファーメンステーションはこれまで100種以上の多岐に渡る未利用バイオマスを取り扱ってきた実績や、既に複数の素材で開発・製造・事業化まで完了したノウハウ・成果を横展開することで、食品・飲料市場にも貢献をしてまいります。
当社が保有する未利用バイオマスデータベース、酵素・微生物ライブラリー(食履歴のあるnon-GMO微生物を中心とする食品・飲料への適用可能なもの)を駆使することで、特定の未利用バイオマスから特定のターゲット素材へ変換するパスを柔軟に設計することが可能です。
詳細はプレスリリースよりご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000051332.html